いたぶる
日本語 編集
動詞 編集
- 〔雅語・詩歌〕 〔自動詞〕 激しくゆれる。
- こなた向き木々のかなしくいたぶるは金色の風の吹けばなりけり(北原白秋 『雲母集』)
- 〔俗語〕 〔他動詞〕 強引な手段を用いて他人から金品を入手する。
- いじめる、弄ぶ。
- ジョン・フェリアは、やるならひと思いに殺してくれ、じわじわと心をいたぶるような真似は勘弁してくれ、と思う。(アーサー・コナン・ドイル 大久保ゆう訳『緋のエチュード』)
活用 編集
活用と結合例
発音(?) 編集
- い↗たぶ↘る
関連語 編集
- 類義語:
参考文献 編集
- 梅棹忠夫、金田一春彦・他監修『講談社 カラー版 日本語大辞典』1989年、112頁。ISBN 4-06-121057-2
- ↑ 東條操・編『全国方言辞典』東京堂出版、2010年、三八頁。ISBN 978-4-490-10002-0
古典日本語 編集
動詞 編集
いたぶる
活用 編集
ラ行四段活用 | ||||||
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語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
いたぶ | ら | り | る | る | れ | れ |
参考文献 編集
- 『明解古語辞典 (新版)』三省堂、1966年、74頁。