うしろめたい【後ろめたい】
- 悪いことを隠していて、心がいたい。
- 殊にみんなは先生の人の好さ眞正直さを十分認めてゐた。認めてゐるだけに、今まで自分達が先生に對して取つて來た態度が、幾らかうしろめたい心持で省られた。何故ならば、自分達の團結力を頼みにして、故意に先生の神經を苛立たせ、無理に先生の講義を分らない物にしてしまふやうな意地惡さがなかつたとは云へないから……、そしてもう少し柔かく靜かに迎へたならば、先生の氣持をあれ程までに擾亂させなかつたに違ひないから……。(南部修太郎 『猫又先生』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
うしろめたかろう |
未然形 + う
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否定形 |
うしろめたくない |
連用形 + ない
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過去・完了 |
うしろめたかった |
連用形 + た
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言い切り |
うしろめたい |
終止形のみ
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名詞化 |
うしろめたいこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
うしろめたければ |
仮定形 + ば
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様態 |
うしろめたそうだ |
語幹 + そうだ
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