日本語 編集

名詞 編集

とじまり(ま)り】

  1. 建物閉め施錠すること。
    • 泥棒が這入ったそうですねと笑っている。戸締とじまは好くしてあったのですかと聞くから、いや、どうもあまり好くありませんと答えた。じゃ仕方がない、しまりが悪いとどこからでも這入りますよ、一枚一枚雨戸へくぎを差さなくちゃいけませんと注意する。自分ははあはあと返事をしておいた。――夏目漱石 (1909年). “図書カード:永日小品”. 青空文庫. 2023年5月20日閲覧。
    • 「しかしこの家は、戸締まりがしてあったでしょう、何処どこから這入って来たんですね?」――谷崎潤一郎 (1924年). “図書カード:痴人の愛”. 青空文庫. 2023年5月20日閲覧。
    • 夫人は起きた。夫人は深夜戸締とじまりをかってに開けて入って来た闖入者ちんにゅうしゃとがめずにはいられなかった。――田中貢太郎 (1934年). “図書カード:一握の髪の毛”. 青空文庫. 2023年5月20日閲覧。

動詞 編集