- (東京式) はぐれる [hàgúréꜜrù] (中高型 – [3])
- IPA(?): [ha̠ɡɯ̟ᵝɾe̞ɾɯ̟ᵝ]
- (京阪式) はぐれる
はぐれる【逸れる】
- 一緒に行動していた案内人や保護者、集団や群れから離れてしまう。
- 親からはぐれたという子供を受付に連れていく。
- 「じゃ、私が切符を買って来て上げるから、ちゃんとここに待っていなくっちゃ、いけない。はぐれると、坑夫になれないんだからね」と念を押して、ベンチを離れて切符口の方へすたすた行ってしまった。(夏目漱石『坑夫』)
- (複合動詞の後部。しばしば「っぱぐれる」の形となって)~し損なう。
- これまでどおり、メーカーやディーラーの注文を受けて開発作業を請け負っている限り、少なくともかけた手間に見合った報酬を取りはぐれる恐れはなかった。(富田倫生『パソコン創世記』)
- 「親爺(おやじ)のあとを継いで行きゃ、食いっぱぐれはないんだ、」(黒島傳治『雪のシベリア』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
はぐれない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
はぐれよう |
未然形 + よう
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丁寧 |
はぐれます |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
はぐれた |
連用形 + た
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言い切り |
はぐれる |
終止形のみ
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名詞化 |
はぐれること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
はぐれれば |
仮定形 + ば
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命令 |
はぐれろ はぐれよ |
命令形のみ
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