はたすの連用形 + てより。
- (東京式) はたして [hàtáꜜsh
ìtè] (中高型 – [2])
- IPA(?): [ha̠ta̠ɕi̥te̞]
- (京阪式) はたして
はたして【果(た)して】
- (やや古)予想通り、案の定、果然。
- 試ろみに綿入の背中を撫で廻して貰うと、はたしてどこも湿っていなかった。(夏目漱石『三山居士』)
- 私は平静湾の氷は五月に溶けると書きましたが、果たして五月にすっかりとけてしまいました。(宮本百合子『文学のひろがり ――そこにある科学と文学とのいきさつ――』)〔1940年〕
- (やや古)(仮定を示して)もし、本当に。
- (疑念を示して)一体。
- こういう災難に会った人を、第三者の立場から見て事後にとがめ立てするほどやさしいことはないが、それならばとがめる人がはたして自分でそういう種類の災難に会わないだけの用意が完全に周到にできているかというと、必ずしもそうではないのである。(寺田寅彦 『災難雑考』)〔1935年〕
- まさに今、大塚委員が質問をされたそういう問題意識に立って、果たして今の憲法解釈でいいのか、あるいは法令は果たして整備されているのかという問題点から、問題意識から議論を深めていただいているわけでありまして、(...) (安倍晋三、参議院会議録情報 第185回国会 予算委員会 第1号)〔2013年〕
語義1
語義2