やくざ
- ばくち打ち、渡世人。また、ならず者。暴力団。
やくざ
- いい加減で、役に立たないこと。まともでないこと。また、そのもの。
- 不良じみた、堕落したさま。
- 喫茶店で、葡萄酒飲んでいるうちは、よかったのですが、そのうちに割烹店へ、のこのこはいっていって芸者と一緒に、ごはんを食べることなど覚えたのです。少年は、それを別段、わるいこととも思いませんでした。粋な、やくざなふるまいは、つねに最も高尚な趣味であると信じていました。(太宰治『おしゃれ童子』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
やくざだろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
やくざだった |
連用形 + た
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否定形 |
やくざでない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
やくざになる |
連用形 + なる
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言い切り |
やくざだ |
終止形のみ
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名詞化 |
やくざなこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
やくざならば |
仮定形 + ば
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様態 |
やくざそうだ |
語幹 + そうだ
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- 三枚ガルタのばくちで、「八(や)」「九(く)」「三(ざ)」の札が出ると、最悪の手になるということから。