不意

日本語

発音

• (東京式) ふい [fùí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ɸɯ̟ᵝi]

名詞・形容動詞

不 意（ふい）

1. 思いがけないこと。予期しないこと。予想外。だしぬけ。またそのような様子。
   • あの人があんなふうにして不意に死んだのでなかったら、(佐藤春夫、あじさい)〔1922年〕
   • しかしそこに彼は不意な出来事を見いだして思わず足をとめてしまった。(有島武郎、卑怯者)〔1920年〕
   • 米國は戰爭責任者を調べると同時に、あの眞珠灣に於て向ふが不意を衝（つ）かれた時の責任も糾明して居るやうである、（中山太一、 第89回帝国議会　貴族院　予算委員会　第2号　昭和20年(1945年)12月14日）

活用と結合例

不意-だ 形容動詞活用表（日本語の活用）

ダ活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
不意	だろ	だっ で に	だ	な	なら	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
推量・意志	不意だろう	未然形 + う
過去・完了	不意だった	連用形 + た
否定形	不意でない	連用形 + ない
自動詞化	不意になる	連用形 + なる
言い切り	不意だ	終止形のみ
名詞化	不意なこと	連体形 + こと
仮定条件	不意ならば	仮定形 + ば
様態	不意そうだ	語幹 + そうだ

派生語

• 不意打ち