日本語 編集

動詞 編集

する (かする)

  1. (自動詞) ~に変わる
    • 1936年、海野十三「地球盗難」[1]
      ウラゴーゴルと握手をしているらしいのは、辻川博士だけらしいが、その博士はいまごろ大戸神灘の海底で白骨に化していることだろう。
    • 1941年、種田山頭火「白い花」[2]
      一茎草を拈じて丈六の仏に化することもわるくないが、私は草の葉の一葉で足りる。
    • 1948年、原民喜「火の踵」[3]
      それほどの金では一ケ月の生活を支へることも不可能だつたが、その金すら、いつ紙屑同然のものと化するかわからない。

活用 編集

-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 しない 未然形 + ない
否定 せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
される 未然形 + れる
丁寧 します 連用形 + ます
過去・完了・状態 した 連用形 +
言い切り する 終止形のみ
名詞化 すること 連体形 + こと
仮定条件 すれば 仮定形 +
命令 せよ
しろ
命令形のみ

関連語 編集

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  1. 青空文庫(2010年9月3日作成、2011年1月11日修正、底本:「海野十三全集 第3巻 深夜の市長」三一書房、1988(昭和63)年6月30日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/4752_6674.html
  2. 青空文庫(2008年5月19日作成、底本:「山頭火随筆集」講談社文芸文庫、講談社、2007(平成19)年2月5日第9刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000146/files/48246_31564.html
  3. 青空文庫(2002年7月20日作成、底本:「日本の原爆文学1」ほるぷ出版、1983(昭和58)年8月1日初版第一刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/4752_6674.html