卽死 も参照。

日本語

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発音

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名詞

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(そくし)

  1. 危害を受けてから瞬く間死ぬこと。
    • いきなりつんのめって前頭部を強打した。前額は頭蓋骨でも一番頑強な部分だから砕けなかったが、これが左右とか後頭部なら完全に即死だった。(坂口安吾「天才になりそこなった男の話」)〔1935年〕[1]
    • そこへ、原爆炸裂の閃光がパッと来た。その人は即死だったろう。然しその影が、石段に刻印された。(豊島与志雄「ヒロシマの声」)〔1951年〕[2]

動詞

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-する(そくし-する)

  1. (自動詞) 危害を受けてから瞬く間死ぬ
    • ところで、人間があのビルディングの五階の窓からあの敷石道へ墜落したら、ひとたまりもなくその場で即死することは疑問の余地がありませんね。(平林初之輔「五階の窓」)〔1926年〕[3]
    • 氷の値が鰻上りに上った。N製氷会社の社長は、喜びのあまり脳溢血を起して即死した。(小酒井不木「死の接吻」)〔1926年〕[4]

活用

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  1. 青空文庫(2020年1月24日作成)(底本:「風と光と二十の私と・いずこへ 他十六篇」岩波書店、岩波文庫、2013年1月25日第3刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/56802_70194.html 2020年3月20日参照。
  2. 青空文庫(2006年2月21日作成)(底本:「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社、1967年11月10日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42586_21843.html 2020年3月20日参照。
  3. 青空文庫(2019年4月26日作成)(底本:「五階の窓」春陽文庫、春陽堂書店、1993年10月25日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/55868_68006.html 2020年3月20日参照。
  4. 青空文庫(2010年4月22日作成、2011年2月23日修正)(底本:「怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集 恋愛曲線」ちくま文庫、筑摩書房、2002年2月6日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000262/files/48075_39089.html 2020年3月20日参照。