徒然 (とぜん 又は つれづれ)
- することが無く退屈なこと。
- 或日の事、自分は昼飯を喫べて後、あまりの徒然に、慰み半分、今も盛りと庭に咲乱れている赤い夏菊を二三枝手折って来て、床の間の花瓶に活けてみた、(北村四海「鬼無菊」)
- 雨の降る日のつれづれに/客間の隅でひそひそと/わが妹のひとり言(萩原朔太郎「雨の降る日(兄のうたへる)」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
自動詞化 | 徒然とする | 連用形 + する |
名詞化 | 徒然たること | 連体形 + こと |
- 「つれづれ」はナリ活用。
徒 然 (túrán)
- ただ単に。
- 原因なく、偶然に。
- 無駄に。