- (東京式) こーがい [kòógáí] (平板型 – [0])
- IPA(?): [ko̞ːɡa̠i]
慷慨 (こうがい)
- 社会の不正などを嘆くこと。
- 吾々が十六七のとき文天祥の正気の歌などにかぶれて、ひそかに慷慨家列伝に編入してもらひたい希望で作つたものと同程度の出来栄である。(夏目漱石 『艇長の遺書と中佐の詩』)
- 「やりたまえじゃいけない。君もやらなくっちゃあ。――ただ、馬車へ乗ったり、別荘を建てたりするだけならいいが、むやみに人を圧逼するぜ、ああ云う豆腐屋は。自分が豆腐屋の癖に」と圭さんはそろそろ慷慨し始める。(夏目漱石 『二百十日』)
- 不正を正す気概に満ちていること。
慷慨する (こうがいする)
- 社会の不正などを嘆く。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
慷慨しない |
未然形 + ない
|
否定(古風) |
慷慨せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
慷慨される |
未然形 + れる
|
丁寧 |
慷慨します |
連用形 + ます
|
過去・完了・状態 |
慷慨した |
連用形 + た
|
言い切り |
慷慨する |
終止形のみ
|
名詞化 |
慷慨すること |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
慷慨すれば |
仮定形 + ば
|
命令 |
慷慨しろ 慷慨せよ |
命令形のみ
|
慷慨 (こうがい)
- 不正を正す気概に満ちている様子。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
慷慨だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
慷慨だった |
連用形 + た
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否定形 |
慷慨でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
慷慨になる |
連用形 + なる
|
言い切り |
慷慨だ |
終止形のみ
|
名詞化 |
慷慨なこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
慷慨ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
慷慨そうだ |
語幹 + そうだ
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