明朝 (みょうちょう 又は みょうあさ)
- 明日の朝。次の日の朝。
- 右ノ報告ヲ本日午後十時マデニ報告シ得ザルトキハ、在京同志ハ悉ク明朝ヲ待タズシテ鏖殺セラルルコトヲ銘記セヨ。 (海野十三『間諜座事件』)〔1932年〕
- 「(略)……ですから、せっかくいらして下さいましたけれど……今夜は水の尾へお泊りになって……明朝もう一度訪ねていただけません? そうすれば……わたくしたち途中までお迎えに上がりますから……」(橘外男『墓が呼んでいる』)〔1956年〕
明朝 (みんちょう)
- 書体のひとつである明朝体の略。
- ルミから貰った名刺の「木崎三郎」の明朝の活字が、ぱっと陽子の頭に閃いた。(織田作之助『土曜夫人』)〔1946年〕
- ちょっと字が小さいので明朝とゴシック見分けにくいかもわかりませんけれども。(寺本さなえ、宝塚市議会平成23年12月21日議員総会-12月21日-01号)〔2011年〕
明朝 (みんちょう)
- 中国統一王朝の一つである明王朝。その時代。
- しかしこの土地はその昔、原住民の酋長によって支配せられ、シナの明朝に封ぜられて王となって、爾来引きつづいて燕京に入貢していたが、のちにシャムに併合せられた。 (岡本綺堂『マレー俳優の死』)〔1926年〕
明 朝(míngzhāo)
- (古語)早朝。
- (古語、方言)明日。
- (古語)将来。