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漢字

明󠄀
明󠄁
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字源

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別字衝突

  1. 会意。「」(太陽)+「」。甲骨文字では「明」と「朙」の両方が使われていたが、「明」は西周では使われなくなり、六国文字で使われた。現在の楷書で使われる「明」はこの文字ではなく次項の通り「朙」に由来するもの[1]
  2. 「朙」の略体。朙#字源を参照。「囧」が簡略化されて隷書で「目」に変化し、楷書で「日」に変化した。
   

 

 
甲骨文字 金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義

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  1. あかるい
    1. が見える。
    2. かしこい。道理が判る。
  2. あきらか
  3. あかるくなる。あける
  4. 中国の歴史上の王朝の一つ。明朝

日本語

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教育漢字 (第2学年)

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名詞

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  1. あけ夜明け朝方
    • 明けの明星

固有名詞

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  1. (ミン)中国の統一王朝名(1368年 - 1644年)。朱元璋を追って建国し、李自成の乱で壊滅しにより完全に滅亡した。

熟語

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中国語

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*

形容詞

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  1. あかるい。
  2. あきらかな。明白な。
  3. あからさまな。公開の。

固有名詞

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  1. (王朝)明。

人名

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  1. 中国人ののひとつ。百家姓第111位。

熟語

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成句

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朝鮮語

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*

固有名詞

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  1. (王朝)明。

人名

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  1. 朝鮮人ののひとつ。

熟語

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ベトナム語

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*

形容詞

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  1. あかるい、はっきりとした。

文字情報

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U+660E, 明
CJK 統合漢字-660E

[U+660D]
CJK統合漢字
[U+660F]
文字コード (文字集合規格)
-
  • KS X 1001: 0x5925


漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 491ページ, 12文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 13805
新潮日本語漢字辞典 (2008) 4558/4559
角川大字源 (1992) 3831/3832
講談社新大字典 (1993) 6408
大漢語林 (1992) 4455
三星漢韓大辞典 (1988) 852ページ, 18文字目
漢語大字典 (1986-1989) 2巻, 1491ページ, 8文字目
  1. 稲畑耕一郎・崎川隆・荻野友範訳、裘錫圭『中国漢字学講義』(原著『文字学概要』)第4章第3節106-107頁, 第4章第5節138-139頁を参照