曖昧 (あいまい)
- 分明でないこと。事がはっきりとしないこと。目当ての定まらないこと。
- 無論触れるとか触れないとか云う字が 曖昧であって、しかも余は世間の人の用いる通り好加減な意味で用いて居るのだから、此字に対して明かな責任は持たない積りである。(夏目漱石 『高浜虚子著「鶏頭」序』)
- 後ろ暗いこと。
- 父は監督の言葉の末にも、曖昧があったら突っ込もうとするように見えた。(有島武郎 『親子』)
- 両義性。多義性。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
曖昧だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
曖昧だった |
連用形 + た
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否定形 |
曖昧でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
曖昧になる |
連用形 + なる
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言い切り |
曖昧だ |
終止形のみ
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名詞化 |
曖昧なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
曖昧ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
曖昧そうだ |
語幹 + そうだ
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曖 昧 ( (簡): 暧昧 ピンイン:aìmeì 注音符号:ㄞˋ ㄇㄟˋ 閩南語:ài-māi)
- 曖昧な。