桃李もの言わざれども、下 自ずから蹊を成す
- (良い実をつける)桃や李の樹はものを言うことはないが、実を取るのに人が通って自然に小道(蹊)ができるように、人徳ある人には自然と人が集まることのたとえ。
- 一夫人が名を求めずして、しかもタイムス紙の言うように、当時英国の大学者がことごとくここに集合するようになったのは、いわゆる「桃李不レ言、下自為レ蹊」である。(穂積陳重 『法窓夜話』)
- 「桃李言はざれども、下自ら蹊を成す」とは確かに知者の言である。尤も「桃李言はざれども」ではない。実は「桃李言はざれば」である。(芥川龍之介 『侏儒の言葉』)
『史記・李広伝賛』「諺曰、桃李不言,下自成蹊、此言雖小、可以諭大」より。
中国語:桃李不言,下自成蹊(táolǐbùyán,xiàzìchéngxī)、桃李无言,下自成蹊/桃李無言,下自成蹊、桃李不言,下自成行