やくざ

日本語

名詞

やくざ

1. ばくち打ち、渡世人。また、ならず者。

対義語

• 堅気

翻訳

• 英語: yakuza ^(en)
• スペイン語: yakuza ^(es)
• フランス語: yakuza ^(fr)
• 朝鮮語: 야쿠자 ^(ko) (yakuja)
• ポーランド語: jakuza ^(pl)
• ロシア語: якудза ^(ru) (jakudza)

形容動詞

やくざ

1. いい加減で、役に立たないこと。まともでないこと。また、そのもの。
   • 次の日、ブリキの大きな時計と、やくざな紙の靴とはやぶけ、象は鎖と分銅だけで、大よろこびであるいて居（お）った。（宮沢賢治『オツベルと象』）
2. 不良じみた、堕落したさま。
   • 喫茶店で、葡萄酒飲んでいるうちは、よかったのですが、そのうちに割烹店へ、のこのこはいっていって芸者と一緒に、ごはんを食べることなど覚えたのです。少年は、それを別段、わるいこととも思いませんでした。粋な、やくざなふるまいは、つねに最も高尚な趣味であると信じていました。（太宰治『おしゃれ童子』）

活用

活用と結合例

やくざ-だ 形容動詞活用表（日本語の活用）

ダ活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
やくざ	だろ	だっ で に	だ	な	なら	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
推量・意志	やくざだろう	未然形 + う
過去・完了	やくざだった	連用形 + た
否定形	やくざでない	連用形 + ない
自動詞化	やくざになる	連用形 + なる
言い切り	やくざだ	終止形のみ
名詞化	やくざなこと	連体形 + こと
仮定条件	やくざならば	仮定形 + ば
様態	やくざそうだ	語幹 + そうだ

語源

• 三枚ガルタのばくちで、「八（や）」「九（く）」「三（ざ）」の札が出ると、最悪の手になるということから。