考量

日本語

名詞

考量 (こうりょう)

1. さまざまな観点からの得失などの検討。
   • 土地の位置に対する豫備的考究は、恰も畫家が其撰みたる畫題に於ける考量と同じであります。（杉本文太郎『西洋庭造法図解』）〔1912年〕[1]
   • とまれ、一度に改まりもしまいが、なるべくはよいやうにと、詩稿の事も少しは考量に入れなくては、不可まいではないか。 （中原中也『よもやまの話』）〔1934年〕[2]]

類義語

• 検討
• 思量
• 考慮
• 衡量

動詞

1. 検討する。
   • (...)その投資の対象及び標準地の投資対象としての流動性、管理の難易、資産としての安全度等を相互に比較考量して決定しなければならない。 （標準地の鑑定評価の基準に関する省令第8条）
   • しかれどももし自他の思想を比較し今昔の変遷を考量するときは、あるいはもってようやく己れの誤謬を知るを得べく、あるいはもっていよいよ己れの真正を確かむるを得べし、（陸羯南『近時政論考』）〔1891年〕

活用と結合例

考量-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
考量	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	考量しない	未然形 + ない
否定(古風)	考量せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	考量される	未然形 + れる
丁寧	考量します	連用形 + ます
過去・完了・状態	考量した	連用形 + た
言い切り	考量する	終止形のみ
名詞化	考量すること	連体形 + こと
仮定条件	考量すれば	仮定形 + ば
命令	考量しろ 考量せよ	命令形のみ

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中国語

動詞

考 量 (kǎoliáng)

1. 比較（衡量）して考える。
2. 相談（商量）して考える。
3. 思量する。