日本語

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名詞

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(しょくばい)

  1. それ自身化学反応前後変化しないが物質反応速度を変化させる物質。
    • 両教授は、クロスカップリング反応に、パラジウムという金属を触媒として使用し、有機化合物を構成する炭素の結合を効率的に行う方法を開発しました。(文部科学省「平成22年度文部科学白書 」)〔2010年〕[1]
    • 硫酸ジエチル等を触媒として取り扱う作業場所には、次の事項を、作業に従事する労働者が見やすい箇所に掲示すること。(労働省「特定化学物質障害予防規則」)〔最終更新2003年〕[2]
  2. (比喩的)他の物事を促進する別の物事。
    • 中世の封建社会から、ヨーロッパが近代的な資本主義国家を築き上げる過程で、人は「ここはどこか、私たちは誰か、これからどこに向かうのか」と繰り返し問い続けた。そこから生まれた新しい考えを、本は素早く広め、社会の変革を促進する触媒の役目を果たした。(富田倫生「短く語る『本の未来』」)〔1997年〕[3]
    • 御指摘の核兵器の非人道性に対する認識ですが、核兵器に関する立場、あるいはアプローチに関しましては、国際社会様々であります。しかし、こうした違いを超えて、この国際社会を結束させる触媒となるべきものがこの核兵器の非人道性の認識であると考えます。(岸田文雄、第190回参議院外交防衛委員会)〔2016年〕[4]

翻訳

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動詞

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-する(しょくばい-する)

  1. (他動詞) 触媒となって〔その化学反応の〕速度を変える。
    • GOX蛋白質について知られている唯一の機能は、グリホサートをアミノメチルホスホン酸(AMPA)とグリオキシレートへ分解する酸化反応を触媒することである。(厚生労働省「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会報告書」)〔2008年〕[5]
    • これは4,000リッター入るもので、廃食油、天ぷら油とこのメタノールを触媒させて、第1次的な製品をつくるわけです。(環境省「中央環境審議会循環型社会計画部会」)〔2005年〕[6]

活用

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中国語

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名詞

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触媒  (繁): 觸媒 (ピンイン:chùméi 注音符号:ㄔㄨˋㄇㄟˊ)

  1. (日本語に同じ)触媒

類義語

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  1. 『平成22年度文部科学白書』第5章 科学技術・学術政策の総合的推進(文部科学省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab201001/detail/1312461.htm 2019年10月21日参照。
  2. 経済産業省『特定化学物質障害予防規則』(昭和四十七年労働省令第三十九号)(施行日:平成二十九年六月一日。最終更新:平成二十九年六月一日公布(昭和四十七年労働省令第三十九号)改正)https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/viewContents?lawId=347M50002000039_20170601_999M50002000039
  3. 青空文庫(1997年12月6日公開、2013年8月14日修正、CC BY 2.1 JP公開)(底本:「讀賣新聞大阪本社版夕刊」1997年6月10日~23日)https://www.aozora.gr.jp/cards/000055/files/550_51255.html 2019年7月9日参照。
  4. 「第190回国会参議院 外交防衛委員会議事録 第10号(平成28年3月10日)」p. 14. 国会会議録検索システム http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/190/0059/19003100059004.pdf 2019年10月21日参照。
  5. 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会『薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会報告書』薬食審第221号、平成13年9月13日(厚生労働省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.mhlw.go.jp/shingi/0109/s0913-3.html 2019年10月21日参照。
  6. 『中央環境審議会 循環型社会計画部会 地方ヒアリング(福島会場)議事録』平成17年9月22日(環境省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 http://www.env.go.jp/council/former2013/04recycle/y040-fukushimaa.html 2019年10月21日参照。