kĩndũ
キクユ語
編集語源
編集Hinde (1904) は英語 thing や anything にあたるキクユ語「ジョゴウィニ方言」(Jogowini dialect)の訳語として kiindu を記録している[1]。なおこれに対応するカンバ語は、まず anything は両方言とも共通で kiindu、thing は「ウル方言」(Ulu dialect; マチャコスから海岸部にかけての方言)は kiindu であるが「ンガニャワ方言」(Nganyawa dialect; キツイ地区の方言)は kinduki とされている[1]。スワヒリ語は thing の意味でも anything の意味でも kitu とされている[1]。
- IPA: /kèndò(ꜜ)/
- Armstrong (1940) では keendo として見え、 mũndũ を始めとした huko、ndigiri、njagathi、rũĩ〈蜘蛛の巣〉などと同じ「moondoクラス」という声調クラスに分類されている[2]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス1」で、他に同クラスの1音節語幹語には mũri、ngo などがある。
- 〔キアンブ方言〕
名詞
編集類義語
編集語義3:〈家畜〉
上位語
編集語義3:〈家畜〉
下位語
編集語義3:〈家畜〉
派生語
編集名詞:
関連語
編集名詞(単数/複数):
脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 1.2 Hinde, Hildegarde (1904). Vocabularies of the Kamba and Kikuyu languages of East Africa, pp. 4–5, 64–65. Cambridge: Cambridge University Press.
- ↑ Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ "kĩndũ" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 300. Oxford: Clarendon Press.