nupuri
アイヌ語
編集カナ表記 ヌプリ
発音
編集- ヌ↗プ↘リ
語源
編集< nu-puni-i 「顔をもたげているもの」(知里「アイヌ語入門 I」(1956))
名詞
編集nupuri (所属形 nupuri 又は nupurihi)
- (地理) (地理学的な)山。土地の高まり。
用法
編集kimとは異なり、場所としては扱えないので、kaなどの位置名詞に後続させなければ、taなどの助詞には接続できない。
類義語
編集- kim キㇺ 山(nupuriとは異なり、場所として扱える)
- iwa イワ (霊力を感じる場としての)山
- sir シㇼ 地、山、島、そのあたり、様子
- tapkop タㇷ゚コㇷ゚ 他の山から独立して存在している丸山
派生語
編集- nupurikes ヌプリケㇱ 山のすそ
- nupurisut ヌプリスッ 山のすそ
- nupurikitay ヌプリキタイ 山の頂
- uhuynupuri ウフイヌプリ 火山
- nupurious ヌプリオウㇱ 山のふもと
- nupurisuptom ヌプリスㇷ゚トㇺ 山の中腹
参考文献
編集- ↑ 平賀さだも (1969), “12-3 ユカㇻ「アペサㇰスクㇷ゚ ワッカサㇰスク ㇷ゚」ポイヤウンペ イソイタㇰ(火なしに育った、水なしに育った)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月