アイヌ語

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カナ表記 スンケ

発音

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  • IPA(?): /sun.ke/, [suŋ.ke]

名詞

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sunke

  1. うそ
    • スンケ ソモ ネ イ ノイネ アラム[1]
      sunke somo ne h_i noyne a=ramu
      それはではないように私は思った。
    • スンケ イレンカ イッカ イレンカ コㇿ ペ イワン アイヌ イキㇼ[2]
      sunke irenka ikka irenka kor pe iwan aynu ikir
      うそのいいがかり、盗人のいいがかりをつける者よ、ワシは人間6世代
    • 「スンケ ソモ ネ ノイネ アエライケ クㇱ ネ ナ。 」[3]
      sunke somo ne noyne a=e=rayke kus ne na.
      にならないようにお前を殺す。 」
    • セコㇿ カネ ハウェアン コㇿ オラノ スンケ アㇱペ ソネ アㇱペ イェ ワ[4]
      sekor kane hawean kor orano sunke aspe sone aspe ye wa
      と言い、それからあることないこといい、
    • 「スンケ エネ ソㇺ…… ソモ エイェ イケ アヌ エネネ キ ヒ ネ。」[5]
      sunke ene som... somo e=ye h_ike a=nu enene ki hi ne
      「そんなをお前が言わなくても、そのように聞こえたぞ」
    • オルㇱペ スンケ オルㇱペ ネ ナ」[6]
      oruspe sunke oruspe ne na
      話しというのはウソの話ということだ!」
    • スンケ イレンカ イッカ イレンカ エエアㇷ゚カㇱ クㇱ エイキ スイ[7]
      sunke irenka ikka irenka e=eapkas kus e=iki suy
      うそで恐喝まがいのいいがかりをつけようと思って歩き回っているのだな。また
    • イホッパ ㇷ゚ ネ ㇷ゚ スンケ ネ ハウェ ネ[8]
      ihoppa p ne p sunke ne hawe ne
      この世を去ったのだから、それは

対義語

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  • anpe (アンペ)真実

出典

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  1. 平目よし (1969), “19-5 ウエペケㇾ「ユペッ イㇼワㇰ ウコイキ」(湧別の兄弟げんか)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  2. 平賀さだも (1969), “11-2 ウエペケㇾ「シㇼマオッテ」(シㇼマオッテ)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 平目よし (1969), “19-5 ウエペケㇾ「ユペッ イㇼワㇰ ウコイキ」(湧別の兄弟げんか)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  4. 平賀さだも (1969), “10-1 ウエペケㇾ「オタサムン カムイ ヘカッタㇻ」(オタサㇺのカムイの子ども達)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  5. 黒川てしめ (1969), “24-5 ウエペケㇾ「カネサンペアッ イワンサンペアッ」(金属の心臓の緒、六本の心臓の緒)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  6. 平賀さだも (1969), “11-2 ウエペケㇾ「シㇼマオッテ」(シㇼマオッテ)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  7. 平賀さだも (1969), “11-2 ウエペケㇾ「シㇼマオッテ」(シㇼマオッテ)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  8. 木村きみ (1969), “21-4 ウエペケㇾ「モシㇼパサリヒタ ソアタイ タックス アㇻパアン」(斜里の村へ借金を請求しに私は行った)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月