古典日本語「あはれ」より。
あっぱれ 【天晴れ, 遖】
- 賞賛に値するほど見事なさま。
- 誠に天晴な大和男児の姿である。(寺田寅彦『札幌まで』)
- 敵ながら、あっぱれですね。じつにかんたんな、うまいやり方を考えたものじゃありませんか。(江戸川乱歩『鉄塔の怪人』)
- (東京式) あっぱれ [àppáꜜrè] (中高型 – [3])
- IPA(?): [a̠p̚pa̠ɾe̞]
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
あっぱれだろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
あっぱれだった |
連用形 + た
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否定形 |
あっぱれでない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
あっぱれになる |
連用形 + なる
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言い切り |
あっぱれだ |
終止形のみ
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名詞化 |
あっぱれなこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
あっぱれならば |
仮定形 + ば
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様態 |
あっぱれそうだ |
語幹 + そうだ
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あっぱれ【天晴れ, 遖】
- 人を褒め称える時に発する語。