おとめ

日本語

名詞:乙女

おとめ【乙女・少女・𡢳嬬】

1. 年の若（わか）い女性。むすめ。しょうじょ。
2. 未婚のむすめ。処女、きむすめ。
3. (古用法) 五節（ごせち）の舞を舞う舞姫。五節の舞姫。

語源

古典日本語「をとめ」、対義語は「をとこ（＞おとこ）」、「をと」は動詞「をつ（復つ:回復する、若返る）」と同源で若々しいの意あり。なお、「乙」に「をつ」は本来当てず、後世の混用。語尾の「め」は女性を表し、男性形は「こ」。

備考

• 「𡢳嬬」の表記は、斎藤茂吉（さいとうもきち）『万葉秀歌（まんようしゅうか）』に例がある。（参考：ふりがな文庫）
• 「𡢳」は、国字の一つ。年の若い女性のことをいう。(漢字源)

対義語

• おとこ

関連語

• ひめ（「ひこ」の女性形）
• むすめ（「むすこ」の女性形）
• おんな

派生語

• おとめ座
• 乙女心
• 乙女チック

翻訳

若い女

• 英語: maiden

処女

• イタリア語: vergine
• 英語: virgin
• スペイン語: virgen
• フランス語: vierge
• ポルトガル語: virgem
• ルーマニア語: fecioară, virgină

名詞:夫妻

おとめ【夫妻, 夫婦】

1. 夫（おっと）と妻（つま）、めおと。

翻訳

• 英語: married couple ^(en), husband and wife, Mr. and Mrs.