- (東京式) くすくす [kúꜜsùkùsù] (頭高型 – [1])
- IPA(?): [kɯ̟ᵝsɨᵝkɯ̟ᵝsɨᵝ]
くすくす
- 小さな声で笑うさま。
- 何かをこっそりとするさま。また性格が堂々としていないさま。こそこそ。こせこせ。
- 表向きに威張つた喧嘩は出來もしないで、温順しさうな顏ばかりして、根生がくす/\して居るのだもの憎くらしからうでは無いか、家の母さんが言ふて居たつけ、瓦落(がら)/\して居る者は心が好いのだと、夫れだからくす/\して居る信さん何かは心が惡るいに相違ない、(樋口一葉『たけくらべ』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 | 語形 | 結合 |
否定 | くすくすしない | 未然形 + ない |
否定(古風) | くすくすせず | 未然形 + ず |
自発・受身 可能・尊敬 | くすくすされる | 未然形 + れる |
丁寧 | くすくすします | 連用形 + ます |
過去・完了・状態 | くすくすした | 連用形 + た |
言い切り | くすくすする | 終止形のみ |
名詞化 | くすくすすること | 連体形 + こと |
仮定条件 | くすくすすれば | 仮定形 + ば |
命令 | くすくすしろ くすくすせよ | 命令形のみ |