日本語

編集

動詞

編集

たびかさなるなる・る】

  1. (自動詞) (出来事などが)繰り返し起こる。「重なる」の繰り返していること・続いていることをより強調した語。
    • それ以来、数十回のご依頼を受けましたがみんなおことわりしました。ことわるのは面白いからではなく、止むを得ないからで、この止むを得ない事が、度重なっておきのどくなのでその結果今日やって来ました。(夏目漱石「おはなし」)〔1914年〕[1]
    • 家の中へ這入りこむと妙なもので、最前までの気持とはガラリと変り、いやに気が落着いて来た。度重なる夜々の冒険が、僕の心をひき緊めたのでもあろうか。(海野十三「深夜の市長」)〔1936年〕[2]

活用

編集

関連語

編集

  1. 青空文庫(2020年1月24日作成)(底本:「21世紀の日本人へ 夏目漱石」晶文社、1998年12月25日初版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/59017_70177.html 2020年2月20日参照。
  2. 青空文庫(2010年10月10日作成)(底本:「海野十三全集 第3巻 深夜の市長」三一書房、1988年6月30日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1219_41193.html 2020年2月20日参照。