- (東京式) ねぼける [nèbókéꜜrù] (中高型 – [3])
- IPA(?): [ne̞bo̞ke̞ɾɯ̟ᵝ]
- (京阪式) ねぼける
ねぼける【寝惚ける】
- 目が覚めてもまだぼんやりした状態である。
- 眠ったままの状態で起き上がり、おかしな言動をする。
- 訳の分からない言動をする。うっかりする。的が外れている。甘ったれる。
- 俺の母犬(おふくろ)は俺を生むと間もなく暗黒(やみ)の晩に道路(わうらい)で寝惚けた巡行巡査に足を踏まれたので、喫驚(びつくり)してワンと吠えたら狂犬だと云つて殺されて了つたさうだ。自分の過失(そさう)を棚へ上げて狂犬呼ばゝりは怪しからぬ咄(はなし)だ。(内田魯庵『犬物語』)
- 寝ぼけたことを言うな。
- 色などが不鮮明である。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
ねぼけない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
ねぼけよう |
未然形 + よう
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丁寧 |
ねぼけます |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
ねぼけた |
連用形 + た
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言い切り |
ねぼける |
終止形のみ
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名詞化 |
ねぼけること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
ねぼければ |
仮定形 + ば
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命令 |
ねぼけろ ねぼけよ |
命令形のみ
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