または
日本語
編集発音
編集接続詞
編集または【又は】
- 選択的な複数のものを併記する場合に用いる。
- 連絡は電話 または 電子メールでお願いします。
- 2つの物事を挙げてそのどちらか一つだけが正しいことであると示す。数理論理学でいう排他的論理和にあたる。
- 彼は中学生か、または高校生であろう。
- 「彼」は中学生、高校生どちらかであることを示す。両方であるということはない。
- 彼は中学生か、または高校生であろう。
- (論理学) 複数の命題について、そのうち少なくとも一つが真であるときに全体を真とする論理演算を意味する。記号∨で表す。数理論理学でいう論理和にあたる。
- 私は中学生である。または、バレーボール部員である。
- 「私」が「中学生である」、「バレーボール部員である」という2つの命題のうちどちらか1つだけでも真であれば、上記の文は真となる。逆を言えば、「私が中学生でもなければバレー部員でもない」ときのみ、この文は偽となる。
- 私は中学生である。または、バレーボール部員である。
法令文書における用法
編集- 単純な選択においては、まず、「又は」を用いる。この場合、一般的には排他的選択となる。即ち、「A又はB」とあってAを選択した場合、反射的にBは排除されるが、語義として明確に規定されているものではないため、排他的ではなく英文におけるand/orの意味で用いられている場合もある。
- 3個以上を列挙する場合は、「A、B又はC」のように選択するものを読点で区切って列挙し、最後のものの前に「又は」をつける。
- 選択の関係が2段階になる場合は、小さい接続について「若しくは」が用いられ、大きい接続について「又は」が用いられる。
- 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。(刑法199条)
- 「無期」と「5年以上の」が同一階層で「懲役」にかかり、「懲役」と「死刑」が同一階層となっている。
- 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。(刑法199条)
類義語
編集対義語
編集関連語
編集翻訳
編集訳語
- アラビア語: أو (ʔaw)
- アルメニア語: կամ (hy) (kam)
- イタリア語: o, od (母音の前で), oppure
- イド語: od, o
- インターリングア: o
- インドネシア語: atau
- 英語: or (en), and/or (en)
- エスペラント: aŭ
- オック語: o
- オランダ語: of
- カタルーニャ語: o, o bé
- ギリシア語: ή (el) (í), είτε (el) (eíte)
- グジャラート語: vau
- ケチュア語: icha (qu)
- スウェーデン語: eller (sv)
- スペイン語: o, ('o-' 又は 'ho-'の前で) u
- スロヴァキア語: alebo, abo
- スロヴェニア語: ali
- セルビア・クロアチア語:
- チェコ語: nebo
- 中国語: 或 (huò); 或者 (huòzhě)
- 朝鮮語: 또는 (ko) (ttoneun)
- テルグ語: లేదా (léda)
- デンマーク語: eller
- ドイツ語: oder (de)
- トキポナ: anu
- トルコ語: veya
- ノルウェー語: eller
- バスク語: edo, ala
- ヒンディー語: या (yā)
- フィンランド語: tai, vai
- フランス語: ou
- ベトナム語: hay, hay là
- ペルシア語: یا (fa) (yâ)
- ポーランド語: albo (pl), lub (pl), czy (pl)
- ポルトガル語: ou
- ラテン語: aut (排他的), vel (非排他的)
- ラトヴィア語: vai
- リトアニア語: ar (lt), arba (lt)
- ルーマニア語: ori, sau
- ロシア語: или (ru) (ili)