むらさきがかる【紫掛かる】
- 紫色を帯びる。
- この人の出し得る極度の大きな声を出しているという事は、その顔色が紫がかる程に赤く光沢を帯びて、眼球が飛び出しそうな程に眼を見開いている事からもおおよそ察せられた。(寺田寅彦 『議会の印象』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
むらさきがからない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
むらさきがかろう |
未然形音便 + う
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丁寧 |
むらさきがかります |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
むらさきがかった |
連用形音便 + た
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言い切り |
むらさきがかる |
終止形のみ
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名詞化 |
むらさきがかること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
むらさきがかれば |
仮定形 + ば
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命令 |
むらさきがかれ |
命令形のみ
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- 色名「むらさき」+名詞について傾向(そのようになる)を意味する動詞「かかる」の連濁形「がかる」
色名 + 接尾辞"み" + がかる
- 本来の色名の場合
色名 + がかる
- 色名に転用されたもの、「●+色」等の場合
形容表現「紫がかった」