古典日本語「めぐりあふ」 < 「めぐる」 + 「あふ」(会ふ)
- (東京式) めぐりあう [mègúríáꜜù] (中高型 – [4])
- IPA(?): [me̞ɡɯ̟ᵝɾʲia̠ɯ̟ᵝ]
- (京阪式) めぐりあう
めぐりあう【巡り会う、巡り合う、邂逅う】
- 長い間別れていたものや、求めていたものなどに思いがけず出会う。
- 未来永劫またと邂逅わない……それはなんという不思議な、さびしい、恐ろしい事だ。(有島武郎:生まれ出ずる悩み)
- あんなに大勢女のいる中で、どうして自分は一人も自分を慰めてくれる相手に邂逅わないのであろう。(永井荷風:隅田川)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
めぐりあわない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
めぐりあおう |
未然形音便 + う
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丁寧 |
めぐりあいます |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
めぐりあった |
連用形音便 + た
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言い切り |
めぐりあう |
終止形のみ
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名詞化 |
めぐりあうこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
めぐりあえば |
仮定形 + ば
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命令 |
めぐりあえ |
命令形のみ
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