待 望(たいぼう)
- 何かを待ち望むこと。
- 東京の学校から帰る長男、県の中学から帰る次男と……田園の父にとつて八月は楽しい待望の季節である。(吉田絃二郎「八月の星座」)
- 何かを待ち望む。
- 日本は、決して好戦の国ではありません。みんな、平和を待望して居ります。(太宰治「三月三十日」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
待望しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
待望せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
待望される |
未然形 + れる
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丁寧 |
待望します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
待望した |
連用形 + た
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言い切り |
待望する |
終止形のみ
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名詞化 |
待望すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
待望すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
待望しろ 待望せよ |
命令形のみ
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