- (東京式) あくとく [àkútókú] (平板型 – [0])
- IPA(?): [a̠kɯ̟ᵝto̞kɯ̟ᵝ]
- (京阪式) あくとく
悪徳 (あくとく)
- 良くないこと。積極的な評価ができないこと。
- 行い、考えがよこしまなこと。特に、他人を騙すなどして、不当な利益を得ようとすること。
- 「うん。相手も頭でくるから、こっちも頭で行くんだ」「相手は誰だい」「金力や威力で、たよりのない同胞を苦しめる奴らさ」「うん」「社会の悪徳を公然商売にしている奴らさ」「うん」「商売なら、衣食のためと云う言い訳も立つ」「うん」「社会の悪徳を公然道楽にしている奴らは、どうしても叩きつけなければならん」(夏目漱石 『二百十日』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
悪徳だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
悪徳だった |
連用形 + た
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否定形 |
悪徳でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
悪徳になる |
連用形 + なる
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言い切り |
悪徳だ |
終止形のみ
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名詞化 |
悪徳なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
悪徳ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
悪徳そうだ |
語幹 + そうだ
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