指 嗾(しそう 誤読:しそく 『使嗾』は本来誤りであるが同じものとして定着している)
- 指図して他人に何かをさせること、そそのかすこと、けしかけること。
- 此事件の際に、東太后や恭親王が、丁寶楨を指嗾して、強硬手段を執らしめたといふので、西太后と東太后との間柄が圓滑を缺き、また西太后と恭親王との間柄が、一層不和となつたと傳へられて居る。(桑原隲藏 『支那の宦官』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
指嗾しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
指嗾せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
指嗾される |
未然形 + れる
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丁寧 |
指嗾します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
指嗾した |
連用形 + た
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言い切り |
指嗾する |
終止形のみ
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名詞化 |
指嗾すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
指嗾すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
指嗾しろ 指嗾せよ |
命令形のみ
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