- (東京式) ききょ [kíꜜkyò] (頭高型 – [1])
- (東京式) ききょ [kìkyóꜜ] (尾高型 – [2])
- IPA(?): [kʲikʲo̞]
欷歔 (ききょ)
- 声を押し殺しすすり泣くこと。むせび泣き。
- かの筆にも言語にも言ひ尽し難き情趣の限なき振動のうちに幽かなる心霊の欷歔をたづね、縹渺たる音楽の愉楽に憧がれて自己観想の悲哀に誇る、これわが象徴の本旨に非ずや。(北原白秋 『邪宗門』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
欷歔しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
欷歔せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
欷歔される |
未然形 + れる
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丁寧 |
欷歔します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
欷歔した |
連用形 + た
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言い切り |
欷歔する |
終止形のみ
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名詞化 |
欷歔すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
欷歔すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
欷歔しろ 欷歔せよ |
命令形のみ
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