退 嬰(たいえい)
- 尻込みして、後に引くこと。新しい物事を積極的に取り入れようとしないこと。
- 『老子』「專氣致柔、能嬰兒乎」より。「嬰」は嬰児、老子のものは、赤ん坊の柔軟性を讃えたものであるが、後に、柔弱で争わないことを蔑む意味となった。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
退嬰しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
退嬰せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
退嬰される |
未然形 + れる
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丁寧 |
退嬰します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
退嬰した |
連用形 + た
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言い切り |
退嬰する |
終止形のみ
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名詞化 |
退嬰すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
退嬰すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
退嬰しろ 退嬰せよ |
命令形のみ
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退 嬰 (tuìyīng 簡体字:退婴)
- 尻込みする。