嬰
漢字
字源
編集- 形声。「貝」+声符「⿱口女{癭}」。金文の字形によると、声符「⿱口女」は女性の首に瘤が出来ている形で{癭/*ʔeŋʔ/}の初文[字源 1][字源 2]。のち秦文字で「貝」2つに従う「嬰」字に訛変。首飾りを意味する漢語{瓔/*ʔeŋ/}を表す字。
- 貝の首飾りをしている女性を表す会意字ではなく形声字。
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甲骨文字の{癭}
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春秋晚期の「嬰」
<参考文献>
編集- ↑ 李旭昇撰『説文新證』(2014臺灣修訂版)芸文印書館、2014年、853頁。
- ↑ 馮勝君《試說東周文字中部分“嬰”及从“嬰”之字的聲符——兼釋甲骨文中的“癭”和“頸”》2009-7-30
尉侯凱《“嬰”“晏”一字分化説》『中國文字研究 第37輯』2023-08-13。
意義
編集日本語
編集表外漢字
編集音 | |
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訓 |
接頭辞
編集中国語
編集朝鮮語
編集- ハングル: 영
- 文化観光部2000年式: yeong
- マッキューン=ライシャワー式: yŏng
- イェール式: yeng
- 音訓読み: 어린아이 영
ベトナム語
編集- ローマ字表記
文字情報
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日 |
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中 |
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韓 |
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康熙字典 | 273ページ, 4文字目 |
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諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) | 6828 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) | 2468 |
角川大字源 (1992) | 1987 |
講談社新大字典 (1993) | 3363 |
大漢語林 (1992) | 2426 |
三星漢韓大辞典 (1988) | 541ページ, 10文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) | 2巻, 1086ページ, 8文字目 |