道の傍の碑の文 (みちのかたわらのひのぶん)
- 素晴らしい文章。優れた文章。名文。
邯鄲淳の書いた曹娥の碑文を、後漢の蔡邕が賞賛したなぞなぞの言葉から。その言葉とは「黄絹幼婦外孫齏臼」[1]で、「黄絹」は色のついている糸で「絶」、「幼婦」は少女で「妙」、「外孫」は女(娘)の子で「好」、「齏臼」は辛を受ける臼で「辤」[2]といった具合に謎ときをすると、「絶妙好辞」となる。また、曹娥の石碑は道端にあり、曹操が楊修[3]がその近くを通った。
- ↑ 「齏」の字には「韲」「虀」(U+8640)「䪡」(U+4AA1)などの表記ゆれがある。なお、これらすべての文字を異体字の関係にあるとみる向きもある。
- ↑ 「辤」は「辞」の俗字。
- ↑ 「楊脩」とも書かれる。