日本語

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語源

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古代中国、曹操そうそう楊修ようしゅう[1]を連れて曹娥そうが[2]石碑のそばを通ると、その石碑には「黄絹幼婦外孫齏臼こうけんようふがいそんせいきゅう[3]の文字があった。曹操はその文字の意味が分からないので、楊修にたずねたところ、彼にはその意味が分かった。曹操は答えを伏せさせて、道を行きながら考えたところ、「黄絹」は色のついている糸で「絶」、「幼婦」は少女で「妙」、「外孫」はむすめ)の子で「好」、「齏臼」はからしを受けるうすで「[4]といった具合に謎ときをして、碑文の意味が「絶妙好辞」であると導き出した。後で楊修と答え合わせをしたところ、二人が導き出した答えが一致していた、という故事から。出典は『世説新語せせつしんご』「捷悟しょうご」。

名詞

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(こうけんようふ)

  1. 二人の意見完全一致すること。
  2. 物事を正確理解すること。
  3. 素晴らしい文章のたとえ。
  4. 絶妙」の隠語

類義語

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関連語

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脚注

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  1. 「楊脩」とも書かれる。
  2. 人名。漢時代の孝行な女子。
  3. 「齏」の字には「韲」「虀」(U+8640)「䪡」(U+4AA1)などの表記ゆれがある。なお、これらすべての文字を異体字の関係にあるとみる向きもある。
  4. 「辤」は「辞」の俗字