- (東京式) すぐれる [sùgúréꜜrù] (中高型 – [3])
- IPA(?): [sɨᵝɡɯ̟ᵝɾe̞ɾɯ̟ᵝ]
- (京阪式) すぐれる
すぐれる【優れる、勝れる、選れる】
- 品質・数量・能力などが、他と比べて抜きん出ている。
- こゝろすぐれたりだの、おとりたるこゝろがまへだのといふのである。如何なる情緒も、取り扱ひ方、即、形式一つで、すぐれた内容とも、おとつた内容ともあらはれる。(折口信夫 『和歌批判の範疇』)
- (多くは否定語を伴い)良い状態である。
- 芝白金時代、かの子さんの健康はすぐれない状態であったが、その後の数年間に恢復して、その時分は本当に体がいい気持というような風であるらしかった。(宮本百合子 『作品の血脈』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
否定 |
すぐれない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
すぐれよう |
未然形 + よう
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丁寧 |
すぐれます |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
すぐれた |
連用形 + た
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言い切り |
すぐれる |
終止形のみ
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名詞化 |
すぐれること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
すぐれれば |
仮定形 + ば
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命令 |
すぐれろ すぐれよ |
命令形のみ
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