キクユ語

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異表記・別形

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語源

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スワヒリ語 sahani の借用[1][2]

発音(?)

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  • IPA: /ðáːnǐꜜ/
a は長母音である[1]
Armstrong (1940:50,262) によると孤立形の声調パターンはもっとも低い音節を1とすると「2、1かつ昇」であるが、前に を置いて Nĩ thani.「皿である。」と言い切る場合は を含めて「3、2、1かつ昇」となる。また、Benson (1964:xxiv–xxv) によると孤立形や前に がある場合は アームストロングとほぼ同様で、前に ti を置いて Ti thani.「皿ではない。」と言う場合は ti を含めて「2、2、1かつ昇」となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる。Armstrong (1940) では thimbũ を始めとした mũcuuhakĩratũitũũragĩthitũ などと同じ「ðiimboクラス」という声調クラスに分類されている[3]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス8」で、他に同クラスの2音節語幹語には matũũrakiuga などがある。
  • 〔ナイロビ方言〕湯川 (1985:194,199,201,202,203–204) によると孤立形や前に gũthondeka(動詞〈作る〉の不定形)がある場合は [(ɣòðɔ̀ǹdɛ́kàà) ðàánì] で、後ろに yakwa〈私の〉が続く場合も [ðàánì jáákòà]、前に がある場合も [néé ðàánì] であるが、前に ti がある場合は [tíí ðáánì]、前に kũhe(動詞〈与える〉の不定形)がくる場合には [kòhɛ̀ɛ́ ðàánì]、同じく gũthika(動詞〈埋める〉の不定形)がくる場合には [ɣòðìkáá ðàánì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[5]

名詞

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thani クラス9/10(複数: thani

参照

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脚注

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  1. 1.0 1.1 "thani" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
  2. Mugane, John M. (2015). The Story of Swahili, p. 55. Athens, Ohio: Ohio University Press.
  3. Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
  4. 湯川恭敏 (1981).「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」 『アジア・アフリカ言語文化研究』22, 75-123.
  5. 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.