- Armstrong (1940:52,262) によると孤立形の声調パターンはもっとも低い音節を1とすると「2、3、1かつ昇」であるが、前に nĩ を置いて Nĩ itũũra.「集落である。」と言い切る場合は nĩ を含めて「3、2、1かつ昇」、前に ti を置いて Ti itũũra.「集落ではない。」と言い切る場合は ti を含めて「2、2、1かつ昇」となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる。Armstrong (1940) では thimbũ を始めとした mũcuuha、kĩratũ、thani、gĩthitũ などと同じ「ðiimboクラス」という声調クラスに分類されている[1]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス8」で、他に同クラスの2音節語幹語には、thani、kiuga などがある[2]。Clements (1984) は複数形 matũũra を karani と同じく Armstrong の「njataクラス」および「ðiimboクラス」、Benson の「クラス7」(語例: njata)および「クラス8」の2音節語幹語に対応する「HLHLクラス」に属するとしている[3]。
itũũra クラス5(複数: matũũra)
- 集落。村。