おもたい【重たい】
- (場合によっては口語的)重い。重さを感じさせる。重くて苦しい。
- 「そのかばん、重たいでしょう。」「父をおんぶして帰ってきた。重たかった。」「材木を担がせたが、重たがって歩こうとしない。」(重たがる=重たいと感じている素振りを見せる)
- 「重い」は客観的に重さがあることを表し、「重たい」は話し手(もしくは「重たい」ものを支えているもの)の主観による重さがあることを表す。小説の情景描写などでは主観的な重量感を想起させるためにあえて「重たい」を用いることがある。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
おもたかろう |
未然形 + う
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否定形 |
おもたくない |
連用形 + ない
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過去・完了 |
おもたかった |
連用形 + た
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言い切り |
おもたい |
終止形のみ
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名詞化 |
おもたいこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
おもたければ |
仮定形 + ば
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様態 |
おもたそうだ |
語幹 + そうだ
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- 「おもいたし」(<「おもし(重し)」+「いたし(甚し)」)の転とされるが不詳。