- (東京式) よんどころない [yòńdókórónáꜜì] (中高型 – [6])
- IPA(?): [jõ̞ndo̞ko̞ɾo̞na̠i]
よんどころない【拠ん所無い】
- 何にも拠りすがる所が無いということ。やむをえない。
- このごろ、よんどころない必要から、リグヴェーダの中の一章句と称するもののドイツ訳を、ちょうどこんな調子で邦語に飜訳しなければならなかった。(寺田寅彦 『柿の種』)
- 自分がこういう無理を頼むのは、まことによんどころない事情がある。(岡本綺堂『半七捕物帳 仮面』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
よんどころなかろう |
未然形 + う
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否定形 |
よんどころなくない |
連用形 + ない
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過去・完了 |
よんどころなかった |
連用形 + た
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言い切り |
よんどころない |
終止形のみ
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名詞化 |
よんどころないこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
よんどころなければ |
仮定形 + ば
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様態 |
よんどころなそうだ |
語幹 + そうだ
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