不 快(ふかい)
- (古用法) 仲が悪いこと。
- 身体の調子が優れないこと、不調であること。
- ともかくも奥へ行って、島川どのにお目にかかりたいと言い入れると、ゆうべから不快で臥せっているからお逢いは出来ないという返事であった。さては怪しいと思ったので、下田は押返して言った。「御不快中、はなはだお気の毒でござるが、是非ともすぐにお目にかからねばならぬ急用が出来いたしたれば、ちょっとお逢い申したい。」(岡本綺堂 『百物語』)
- 面白くないこと、不愉快であること。
- 僕は屈辱を受けた時、なぜか急には不快にはならぬ。が、彼是一時間ほどすると、だんだん不快になるのを常としてゐる。(芥川龍之介 『僕は』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
不快だろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
不快だった |
連用形 + た
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否定形 |
不快でない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
不快になる |
連用形 + なる
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言い切り |
不快だ |
終止形のみ
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名詞化 |
不快なこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
不快ならば |
仮定形 + ば
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様態 |
不快そうだ |
語幹 + そうだ
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