名 状(めいじょう)
- 有り様を言葉で表現すること。
- 有り様を言葉で表現する。
- 写真を凝と眺めてゐると、それが親しみのある人物であればある程、正吉には名状し難い不思議な感情が涌いて来るのであつた。(牧野信一「やぶ入の前夜」)
- 無論、何を云っていたのか、私にはさっぱり分りませんけれど、ジェステュアをする度に、ムクムクと動く、常人よりも暖いかと思われる肉体の、くすぐる様な感触が、私に一種名状すべからざる刺戟を、与えたのでございます。(江戸川乱歩「人間椅子」)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
名状しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
名状せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
名状される |
未然形 + れる
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丁寧 |
名状します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
名状した |
連用形 + た
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言い切り |
名状する |
終止形のみ
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名詞化 |
名状すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
名状すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
名状しろ 名状せよ |
命令形のみ
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名 状 (míngzhuàng 繁体字:名狀)
- 有様を言葉で表現する。