書道

語義1a　毛筆と墨液で書く、中国起源の視覚芸術

語義1b　日本の毛筆書道／画像は、空海の手になる『風信帖』

日本語

発音

• (東京式) しょ​どー [shóꜜdòò] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [ɕo̞do̞ː]

名詞

書道 (しょどう)

1. (芸術) カリグラフィー^(wp)（広義）の一種。東洋発祥のカリグラフィー。
   • a. ［本義］　書くことで文字の美を表そうとする、中国起源の視覚芸術^(wp)。「書法」ともいう。古代より東アジア^(wp)で広く行われる。伝統的･基本的に、毛筆と墨液を使って書く。
     • 中国とベトナムの「書法」、朝鮮の「書芸^(wp)」、日本の「書道（毛筆書道）」、モンゴルの「モンゴル書道^(wp)」などは、呼び方こそ違うが、定義に照らすと区別するところはない。
   • b. ［狭義］　語義1aのうち、特に、日本の毛筆書道。
   • c. ［広義1］　書くことで文字の美を表そうとする日本の視覚芸術の総称。毛筆書道と硬筆書道があり、前者は語義1aと同類（語義1bと同義）であるが、後者は「書道」の本義とは違い、ペン（硬質の筆記具）で書く「カリグラフィー（狭義のカリグラフィー）」の一種である。
   • d. ［広義2］　書くことで文字の美を表そうとする東洋の視覚芸術。「書法」ともいう。中国起源の書道（語義1a）と、日本で「アラビア書道」と呼ばれることの多いイスラームの書法^(wp)が代表的。
     • その他の東洋の伝統的カリグラフィーは「○○のカリグラフィー（例：インドのカリグラフィー）」「○○書法」などと呼ばれることが多く、むしろ、毛筆ではなくペンを使って書くのは狭義のカリグラフィーであるから、イスラームの書法を「アラビア書道」と呼ぶことが、「書道」の定義上例外的用法である。
2. (日本史, 教育) 日本律令制^(wp)の大学寮^(wp)において、書道について教えた学科。

類義語

• 書
• 書法

熟語

• 書道家
• 書の三聖
• 書道界^(wp)（書壇）
• 書道展^(wp)（書展、書作展）
• 書道学科^(wp)（書道科）
• 書道塾
• 毛筆書道
• 硬筆書道
• モンゴル書道^(wp)
• アラビア書道^(wp)
• デザイン書道^(wp)
• 商業書道^(wp)
• アート書道^(wp)

• レクリエーション書道

• デジタル書道^(wp)

関連語

• カリグラフィー^(wp)
• 書写^(wp)
• 習字
• 毛筆
• 硬筆^(wp)
• 書家^(wp)
• 能書家

翻訳

※ (1) = 語義1。(1b) = 語義1b。(1c)　-　= 語義1cは該当無し。

• イタリア語: ^(1a)calligrafia ^(it) cinese ^(it)(wp)
• 英語: ^(1a)Chinese calligraphy ^(en)(wp), ^(1b)Japanese calligraphy^(wp), ^(1c)　-　
• 中国語]] : ⁽¹⁾書法/书法, ^(1a)東亞書法/东亚书法^(wp), ^(1b)書道/书道, 日本書道/日本书道, ^(1c)　-　
• ドイツ語: ^(1a)chinesische ^(de) Kalligrafie ^(de)(wp), ^(1b)japanischen Kalligrafie
• フランス語: ^(1a)calligraphie ^(fr) extrême ^(fr)-orientale ^(fr)(wp) 女性, ^(1b)calligraphie japonaise ^(fr), ^(1c)　-　

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朝鮮語

名詞

書道（서도）

1. （日本語に同じ）書道。