おうへい

日本語

形容動詞

おうへい【横柄（字音:わうへい）、押柄（字音:あふへい）、大柄・大弊（字音:おほへい）】

1. 驕り高ぶって人を見下すさま。
   • 食後の菓子を半分食べ残し、之はそっちでお前が食べてもいいよと云って、女中に渡された仕草のうちに感じられる横柄な態度、私はそれを見て、来客の前で犬に扱われている女中の姿を、この上もなく気の毒なものに思った。（河上肇 『御萩と七種粥』）

活用と結合例

おうへい-だ 形容動詞活用表（日本語の活用）

ダ活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
おうへい	だろ	だっ で に	だ	な	なら	(無し)

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
推量・意志	おうへいだろう	未然形 + う
過去・完了	おうへいだった	連用形 + た
否定形	おうへいでない	連用形 + ない
自動詞化	おうへいになる	連用形 + なる
言い切り	おうへいだ	終止形のみ
名詞化	おうへいなこと	連体形 + こと
仮定条件	おうへいならば	仮定形 + ば
様態	おうへいそうだ	語幹 + そうだ

語源

• 押柄（おしから）（「おしがら」とも）の音読よりとするのが有力。但し、「横行権柄」の略との説もあり。

類義語

• 傲慢
• 尊大

対義語

• 卑屈
• 謙遜

翻訳

• 英語:（驕り高ぶる）authoritarian ^(en), haughty ^(en), arrogant ^(en) ; （高飛車な）overbearing ^(en),high-handed