日本語

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この単語の漢字

第四学年
すう
第二学年
音読み 音読み

名詞

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(むすう)

  1. 簡単には数え切れないほどたくさん
    • 幸にも、私の生れ合せたこの時代位動くものの無数が発達し発明された事はあるまい。(小出楢重「めでたき風景」)〔1930年〕[1]
    • その後毎日のように顕微鏡を覗いている中に、これほど美しいものが文字通り無数にあって、しかも殆んど誰の目にも止まらずに消えて行くのが勿体ないような気がし出した。(中谷宇吉郎「雪を作る話」)〔1936年〕[2]

用法

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「無数の」「無数にある」などの修飾部述部の一部として使うことが多い。

形容動詞

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(むすう)

  1. 簡単には数え切れないほど多い
    • 雛妓たちはわれがちに降りた。活き活きとかがやく盛り場の無数な灯が小さな胸を嵐奏する。(吉川英治「かんかん虫は唄う」)〔1930年〕[3]
    • 一つ石の集落と、湯西川温泉を過ぎ、高手の村をはずれれば川は峡の底を流れて、鬼気人に迫るの感がある。山女魚と岩魚が無数だ。熊も出る。(佐藤垢石「雪代山女魚」)〔1938年〕[4]

翻訳

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  1. 青空文庫(2002年12月17日作成、2011年2月18日修正)(底本:「小出楢重随筆集」岩波文庫、岩波書店、1987年8月17日第1刷発行。「小出楢重全文集」五月書房、1981年9月10日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/000259/files/3553_8140.html 2019年5月11日参照。
  2. 青空文庫(2012年12月6日作成)(底本:「中谷宇吉郎随筆集」岩波文庫、岩波書店、2011年1月6日第26刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/53210_49744.html 2019年5月11日参照。
  3. 青空文庫(2017年5月9日作成)(底本:「かんかん虫は唄う」吉川英治歴史時代文庫、講談社、2009年3月2日第10刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/56155_61815.html 2019年5月11日参照。
  4. 青空文庫(2007年8月13日作成)(底本:「釣りにつられて」福武文庫、福武書店、1994年10月5日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46652_27919.html 2019年5月11日参照。