日本語

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名詞

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輸入(ぎゃくゆにゅう)

  1. ある地域生み出されたものがの国や地域へ持ち込まれ、その地で変化を遂げたもの、あるいはその地でそのままの状態を維持していたものが、の国や地域に持ち込まれること。
    • それじゃカステラを遣り給え。上海から逆輸入の長崎名物だ。(夢野久作「焦点を合せる」)〔1932年〕[1]
    • そうして、そのうちに本家の老舗の日本人がこのアメリカ語に翻訳された「俳諧」の逆輸入をいかなる形式においてしおおせるであろうかを観望するのは、さらにより多く興味の深いことである。(寺田寅彦「映画雑感」)〔1935年〕[2]

用法

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  • 輸入」「再輸入」が商業的・行政的な文脈で使われることが多いのに対して、「逆輸入」は文化的なものも含めて幅広く使われる。

類義語

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対義語

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翻訳

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動詞

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輸入-する(ぎゃくゆにゅう-する)

  1. (他動詞) ある地域生み出されたものがの国や地域へ持ち込まれ、その地で変化を遂げたもの、あるいはその地でそのままの状態を維持していたものを、の国や地域に持ち込む
    • 原料不足の段ではなく、日本はガットの原料国なのである。ただこれを製する設備がないので、原料をアメリカへ送ってガットにして逆輸入するのである。(坂口安吾「安吾の新日本地理」)〔1951年〕[3]
    • これまで、作家は革命的プロレタリアートの実生活の中から題材をとって来た。それをこっちで作品にまとめて、再びそれを大衆の中へ逆輸入していた。(宮本百合子「文芸時評」)〔1931年〕[4]

活用

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類義語

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対義語

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翻訳

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  1. 青空文庫(2004年1月5日作成)(底本:「夢野久作全集6」ちくま文庫、筑摩書房、1992年3月24日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2103_14249.html 2019年7月25日参照。
  2. 青空文庫(2012年5月2日作成)(底本:「寺田寅彦全集 第十巻」岩波書店、1961年7月7日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/46437_47771.html 2019年7月25日参照。
  3. 青空文庫(2009年12月5日作成)(底本:「坂口安吾全集 11」筑摩書房、1998年12月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45903_37422.html 2019年7月25日参照。
  4. 青空文庫(2003年1月16日作成)(底本:「宮本百合子全集 第十巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2831_8505.html 2019年7月25日参照。