kĩmũrĩ
キクユ語
編集- IPA: /kèmòɾèꜜ/
- Clements (1984:284,318) によると孤立形あるいは前に ndinoona〈私は(少し前には)見なかった〉がある場合は [(ndìnɔ̀ɔ́nà) kèmòrè] で、前に nyonire〈(今日)私は見た〉がある場合も [ɲɔ̀nírɛ́ kèmòrè] であるが、前に nĩ が置かれた場合には [né kémòrè] となるなど前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによって声調の変動が見られる[1]。Armstrong (1940) では mũndũ を始めとした huko、ndigiri、njagathi、rũĩ〈蜘蛛の巣〉などと同じ「moondoクラス」という声調クラスに分類されている[2]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス1」で、他に同クラスの2音節語幹語には gĩteke、ndaka、kĩama などがある。Clements (1984) は kĩbaata と同じく Armstrong (1940) の「moondoクラス」や Benson (1964) における2音節語幹の「クラス1」に対応する「LLクラス」に属するとしている。
- 〔キアンブ方言〕
名詞
編集類義語
編集語義2:〈松明〉
関連語
編集動詞:
参照
編集語義2:
脚注
編集- ↑ Clements, George N. (1984). "Principles of tone assignment in Kikuyu." In Clements, G.N. and J.A. Goldsmith (eds.) Autosegmental studies in Bantu tone, pp. 281–339. Dordrecht: Mouton de Gruyter; Foris Publications. ISBN 90 70176 97 1 NCID: BA00490049
- ↑ 2.0 2.1 Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ 4.0 4.1 "kĩmũrĩ" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 268. Oxford: Clarendon Press.