kĩbaata
キクユ語
編集語源
編集マサイ語 enkipaata〈略奪を行う前に踊られる踊り〉[1]より[2]。
- IPA: /kèβàːtàꜜ/
- Clements (1984:289) によると孤立形あるいは前に ndinoona〈私は(少し前には)見なかった〉がある場合は [(ndìnɔ̀ɔ́nà) kèβààtà] で、前に nyonire〈(今日)私は見た〉がある場合も [ɲɔ̀nírɛ́ kèβààtà] となる[3]。Armstrong (1940) では mũndũ を始めとした huko、ndigiri、njagathi、rũĩ〈蜘蛛の巣〉などと同じ「moondoクラス」という声調クラスに分類されている[4]。Benson (1964) では声調クラスの分類は「クラス1」で、他に同クラスの2音節語幹語には gĩteke、ndaka、kĩama などがある[5]。Clements (1984) は kĩmũrĩ や Mũrĩmi〈男性名の一つ〉と共に Armstrong (1940) における「moondoクラス」や Benson (1964) における2音節語幹語の「クラス1」に対応する「LLクラス」に分類している[3]。
- 〔キアンブ方言〕
- カナ表記例: ケバータ[1]
名詞
編集参照
編集脚注
編集- ↑ 1.0 1.1 杜, 由木『夜には、夜のけものがあるき 昼には、昼のできごとがゆく』東京図書出版、2015年。 ISBN 978-4-86223-828-3
- ↑ Njagi, James Kinyua. (2016). "Lexical Borrowing and Semantic Change: A Case of English and Gĩkũyũ Contact", p. 4.
- ↑ 3.0 3.1 Clements, George N. (1984). "Principles of tone assignment in Kikuyu." In Clements, G.N. and J.A. Goldsmith (eds.) Autosegmental studies in Bantu tone, pp. 281–339. Dordrecht: Mouton de Gruyter; Foris Publications. ISBN 90 70176 97 1 NCID: BA00490049
- ↑ Armstrong, Lilias E. (1940). The Phonetic and Tonal Structure of Kikuyu. Rep. 1967. (Also in 2018 by Routledge).
- ↑ Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary. Oxford: Clarendon Press.
- ↑ 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ Senoga-Zake, George W. (2000). Folk Music of Kenya, p. 23. Nairobi: Uzima Press. ISBN 9966-855-56-4
- ↑ Leakey, L. S. B. (1977). The Southern Kikuyu before 1903, v. II, p. 736. ISBN 0-12-439902-9